インフルエンザの予防接種について_091012

新型インフルエンザの流行で多くの小中高校が学級閉鎖や学年閉鎖果ては学校閉鎖に追い込まれています。一度みんなが元気になったと思って再開してもまたもぐらたたきのように誰かが発症し拡がるという連鎖が今後何回か繰り返されて収束に向かうのだと思います。10月になり季節性のインフルエンザのワクチンが接種開始になっています。皆さんは冬に向かっての準備はいかがでしょうか。

季節性のワクチン接種は

多くの医療機関で接種が始まっています。毎年聞かれることですがワクチンの中にはA香港型、Aソ連型、B型の3種類が入っています。流行りそうな株を予想してそれを使っていますが、それが今年の流行にうまく当たるかは判りません。実際小児の方で2回きちんと接種したにも関わらず、A型を2回とB型1回の合計3回もひとつのシーズンにインフルエンザにかかる場合もあるのです。ワクチンの効果は約5ヶ月から6ヶ月あるようですので、受験生は試験の時期に合わせて打つことが重要です。ワクチンは感染防止に対しては効果が保障されませんが、重症化の予防には一定の効果があります。

新型インフルエンザについて

優先接種対象者が以下のように決められています。
10月19日より:医療従事者(救急隊員を含む)
11月より:妊婦ならびに基礎疾患を有する方(喘息や免疫機能の低下している方など)
12月より:幼児(1歳から就学前の児童)ならびに小学校低学年(1〜3年生)
1月より:1歳未満児の保護者ならびに小学校高学年(4〜6年生)、中学生、高校生、65歳以上の高齢者

費用はいくらですか

全国統一価格です。
初回3,600円/2回目2,550円(一回目と異なる医療機関の場合は3,600円)
で子供から大人まで同じになるようです。

副作用はどうですか

国産のワクチンは季節性と同じ製法で作られているため、接種した局所の反応で赤くはれるなどの軽い副作用が考えられます。一方外国製の輸入ワクチンの有効性は同等と考えられますが、国内で使用経験のない免疫補助剤が使用されていることや細胞培養による製造法が用いられているなど安全性には未知の要素があるようです。

現在医師会で接種する医療機関を決定しつつある段階ですが、かかりつけの患者以外の接種の場合、基礎疾患の有無などの判断が難しいなど問題点は多そうです。実際やり始めてみないと判らない部分が多いのが現状です。玉川医師会としては多くの方に混乱なく接種していただけるよう努力していますのでよろしくお願いします。

吉本一哉
九品仏/吉本診療所院長[医学博士]
吉本診療所のホームページはこちらhttp://Yoshimoto-clinic.jp