がん検診を受けましょう_090427

新しい年度になり、5月になると世田谷区から健診の受診票が送られてくる方もいると思います。世田谷区では通常の特定健診や長寿健診のほかにがん検診も行っています。メタボリックシンドロームの方を見つけて将来に備えることも重要ですが、一方で高齢化に伴いがんの発生頻度も高くなってきていますので出来ることから始めてみませんか。

世田谷区のがん検診事業

世田谷区では様々ながん検診を行っています。現在以下のようになっています。


肺がん検診

40歳以上で特定健診や長寿健診受診時に医師に必要と判断された場合に正面と側面のレントゲンを撮り、喀痰細胞診を追加する場合もあります。たばこによる肺がんはレントゲンでは発見できにくく、喀痰を顕微鏡で検査しないと初期には見つかりません。

胃がん検診

35歳以上の方に行います。世田谷区の保健センターなど4カ所で行われています。
希望の方は世田谷区保健センターにハガキで申し込みます (〒154-0024三軒茶屋2-53-16電話:3410-9101)。新聞の折り込みに入る世田谷区の広報をみるといつどこで行われるか判りますので応募して下さい。これで異常の疑いがあると、更に胃カメラを行うことになります。胃カメラは最近とても細くなり検査も楽に行えるようになりましたので、気軽に受けて下さい。

大腸がん検診

40歳以上の方で便の潜血反応を見る検査です。2日分の便を採取し世田谷区保健センターなどに届けます。潜血が陽性の場合は大腸の内視鏡検査を行う場合もあり、ポリープなどが見つかることもあります。検査前には通常2リットルの下剤を飲んで腸を空にして検査します。技術の進歩で大分楽になりました。

子宮がん検診

子宮頚部がん検診は20〜39歳の女性と40歳以上で偶数年齢の女性が対象です。電話またはハガキで地域の総合支所健康づくり課に申し込みます。子宮体部がん検診は以下のような状態の方に追加で行います(50歳以上、閉経以降、未妊娠であって月経不規則)。自己負担が少しあります。

乳がん検診

40歳以上で偶数年齢の女性が対象です。電話またはハガキで地域の総合支所健康づくり課に申し込みます。検診が可能な医療機関を受診しマンモグラフィーと視触診を行います。

B型・C型肝炎ウイルス検診

40歳以上で過去に肝炎ウイルス検診をしたことがない方が対象です。平成22年3月までは無料です。これらのウイルスの感染は症状がでにくく知らないうちに肝炎から肝がんに進行することがあり注意が必要です。

詳しいことに関しては世田谷区の健康推進課(電話:5432-2447)に問い合わせて下さい。 自分は大丈夫と思っていても膵臓癌などは症状がでにくく、症状が出たときにはかなり進行していることもあります。しかし検査で防げるがんも多いのです。 少し時間を割いて自分の健康を見つめ直しましょう。かかりつけの先生に相談して頂けると、いい助言がもらえると思います。
吉本一哉
九品仏/吉本診療所院長[医学博士]