■花粉症のシーズンです_080303

東京は2月になっても例年になく寒かったため花粉の飛散が当初の予想より遅くなっています。事実昨年は2月10日にはもう飛散していたのですが、今年は2月中旬の段階では全く飛散がありません。これから本格化する花粉シーズンに皆様は準備をしているでしょうか。花粉症対策や治療について見ていきましょう。


今年の花粉飛散量は多い?

前年の夏が暑いとスギ花粉の飛散が多くなると言われています。特に昨年は8月が猛暑であったため、飛散量は前年の1.5倍から3倍と予測されています。花粉温度計というものがあり、1月1日からの毎日の最高気温を加えていき400を越える頃が飛散開始と言われています。またこの値が750になるころが飛散のピークとも言われています。
 
私も花粉症です

私は医者になり30歳頃に花粉症になりました。当時不用意にも晴れた日に千葉県にゴルフに行きました。はじめはくしゃみが連発していたのですが、そのうち鼻水が止まらなくなりティーショットでドライバーを構えると鼻からぽたぽたと落ちてくるようになり、しまいには鼻がつまって息もしにくくなり顔は腫れ上がってしまいゴルフどころではありませんでした。その後数年はかなりつらい時期が続き夜中に枕に鼻水が垂れると同時に鼻がつまって息もできなくなり起きてしまう夜を過ごしました。このときは毎日必ず薬を服用しました。現在は以前ほどではありませんが、つらい時期であることは変わりません。

早めの対策は

実際どのくらい早く薬を飲んだほうがいいのでしょうか。花粉の飛散情報をたよりにするのが妥当ですが、今年のように急に寒くなりずれてしまうことはよくあります。早く飲み過ぎてもやはり薬ですからなるべく長くは飲みたくありません。私は少し遅いかもしれませんが、静岡などの海沿いの東海地方に飛散が確認された時期から飲むのがいいように思います(もっと早くから飲むのがいいと言う意見はあるとは思いますが)。

花粉症対策は


生活の中で出来ることはテレビなどで報告されています。マスクやめがねの着用、衣服の付着おとし、鼻や目の洗浄など多数報告されています。完璧にしても細かい花粉をすべてブロックすることは不可能ですのでやはり薬を飲むことがいい場合もあるでしょう。アレルギーにはヒスタミンの遊離を抑える抗ヒスタミン剤が有名です。最近は眠くなりにくいものもあります。鼻水は抗ヒスタミン剤が効果的ですが鼻づまりには効きにくい面があります。様々な薬が開発され鼻づまりに効果的な物も出ていますので担当の先生と相談して下さい。

しばらくは

4月中旬までは悩まされる時期が続きます。ひのきの花粉症もある方は更に続きます。テレビでも花粉症自体で作業能率が落ちると言っていましたが、薬を飲んでもなんとなくだるかったり眠気を催したりしてどちらにしてもいやな時期です。花粉症はすでに国民病になってしまいました。みなさま是非うまい方法を合わせて乗り切って欲しいものです。

吉本一哉
九品仏/吉本診療所院長[医学博士]