例年になく飛散が多いといわれている今年の花粉症です。私も花粉症のため反応はすぐわかるのですが、今のところ大したことはありません。2月14日には東京にも雪が降りました。この雪がどの程度スギ花粉を落としてくれたかは不明ですが、少し減ったのではないかと私自身期待しています。ヒノキの花粉も含め5月まで乗り切っていきましょう。
検査はどうするのですか
私の花粉症がひどくなったのは、医師になり先輩と千葉のゴルフ場に行った時のことです。ものすごいスギ花粉の洗礼を受け、ティーショットでも鼻水がぽたぽた芝生に落ち、顔はパンパンに腫れ、帰りの車ではとてもつらかったのを覚えています。この後検査をしてみました。採血で簡単に判るのですが、私はスギとヒノキのほか猫にもアレルギーがあることが判りました。実際治療には役に立つわけではないのですが、自分が何のアレルギーでどの程度なのかを知る意味ではいいと思います。IgE-RISTという全体的アレルギー反応とスギやヒノキなど個別のアレルギー反応をみるIgE-RASTがあります。一年中鼻水が止まらない場合は夏のかけてのイネ科植物や秋口のブタクサにもアレルギーがある可能性があります。調べてみると結構多くのものにアレルギーがあることが判ります。
いろいろな花粉グッズが出ています
ドラッグストアなどに行くと実に様々な対策グッズが販売されています。ほとんどのものは花粉が鼻や目に入らなくする対策のもので、基本でしょう。最近気になるのはエーザイから販売されているイオンブロックのクリスタルヴェールです。これは少量のジェルを鼻の外側に塗るだけで、プラスの静電界が発生し見えない透明な膜となり花粉などの鼻への侵入を防ぐというものです。
http://www.eisai.jp/health-care/products/crv/crv-c.html
メガネやマスクなどあまり大げさなものが使いにくい方には少し役立つかもしれません。
飲み薬は
いろいろな作用機序があり、どこで鼻水を出す機構をブロックするかです。一般的なものが抗ヒスタミン薬(ヒスタミンH1拮抗薬)といわれ、ヒスタミンが遊離してアレルギー反応を起こすのをブロックするものです。古い世代の薬は眠気が強かったのですが、最近の主流は眠くなりにくいものです。最近発売されたある薬は今までの薬のいい部分だけ取り出して眠くなりにくいというふれこみです。効果の強いものはやや眠くなる傾向があり、慣れとはいえ初めの数日間は眠気が勝ってしまいつらいのも事実です。他にはトロンボキサンA2拮抗薬やロイコトリエン拮抗薬などがありますが単体では効果が出にくく抗ヒスタミン薬と併用して鼻づまりを改善させるといった効果を期待するものです。
さまざまな治療法
昔から鼻に直接噴霧する点鼻薬がありましたが、刺激性があったり、あまり効果が期待できなくて止めてしまう方も多かったのが現状です。最近は一日一回の噴霧で比較的症状を抑え込める薬ができました。使用した方の印象では効き具合もいいようです。また鼻の粘膜をレーザーで焼いてしまう方法を受けている方がいますが、約2年で効果がなくなり、再焼灼が必要となります。目薬は抗ヒスタミン薬のものが一般的で多くの場合はこれで改善しますが、症状のひどい場合にはステロイドの点眼が必要になることがあります。強いステロイドの注射はどうですかとときどき聞かれますが、私は副作用も考え勧めてはいません。
花粉情報は
いろいろな飛散情報が出ています。ざっとこんなものがありましたので参考にしてみてください
花粉情報―日本気象協会
http://tenki.jp/pollen/
環境省花粉観測システム(通称:はなこさん)
http://kafun.taiki.go.jp/
東京都の花粉情報-東京都福祉保健局
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kanho/kafun/
しばらくはつらい時期が続きますが、皆さん対策を行い、必要に応じて内服や点鼻点眼を行い乗り切っていきたいものです。お大事にしてください。